2008年03月10日

彼の目的

 出逢った時、彼には妻がいた。それだけでなく、彼の周辺には、多くの不特定多数の女性がいた。自分でも、「女性の友達はたくさんいる。」と言っていた。
そして、妻が自分の女友達と仲良くやっていることを自慢げに言った。
 いつだったか、遠くに住む大学時代の女友達をふたりで訪ねたとき、彼女はその友達と、すぐに盛り上がって会話が弾んだそうだ。
 私には、彼の妻が、夫の昔の女友達と夫の間に立ちはだかって、必死になって、ふたりが打ち解けた会話を交わすのを阻んでいる図が浮かんできた。この時にはまだ、自分の身の上に、同じ事態が再現するなどとは、思ってもいなかった。
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2008年03月09日

 彼と彼女をとわたし

ふと、思う。あれからもう、何年も過ぎてしまったのだと。あれはもう、遠い過去の出来事と化してしまっている。なのに、私の時は、彼の凄惨な拒絶を真っ向から食らった、あの日のまま、止まっている。来る日も来る日も、あの惨たらしいシーンを、繰り返し繰り返し、反芻している。斜めからも後ろからも、解釈し、彼と言う人格を把握して、おそらく、そうすることによってけりをつけたいのだろう、私の脳は。
 初めから叶わぬ恋だった。出逢った頃、既に彼女がいたのだから。最初から諦めていた。それでも、彼女を紹介されたときは、さすがにショックだった。血の気の引くようなショック.....。
 彼女とも、いい友人になろうと決めた。
彼の傍らに寄り添って生きることは出来ないまでも、友人として、彼と彼女の良き隣人として、仲間でいることは出来ると思った。
 けれども、彼女はそれさえも許さなかった。女の直感で、彼女は私が胸の中に隠し持っている彼への好意を、いち早くかぎつけてしまった。そればかりでなく、私の存在そのものが、彼女のコンプレックスを掻き立てる存在だったようだ。ルックス、知識、学歴.....。彼女にとって「目の上のこぶ」といった位置にいたようだった。
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2008年01月09日

失恋の痛手を癒すのは新しい恋?

新しい恋愛が昔の傷を癒す』
言い尽くされたことばだけれど、真理ですね。時間の経過は痛みを和らげてはくれるけれど、そのスピードは、実にゆっくりとしたもの。そのうえ、真の癒しには至らない。
失恋の痛手をいつまでも引きずってしまうのは、ひとりぼっちだから.....。彼が去ってしまって、魔法が解けた後のシンデレラのようになってしまったから...。 たとえ、他の人間関係がすべて順調でも、おいしいものを食べても、仕事や勉強にいい成績を上げても、それだけでは、傷はいえない。
 彼にいつまでも執着してしまうのは、そこに、一瞬でも輝きがあったから。そして、周りの環境を見回し、もう二度とそうした煌きにはめぐり合えないと、決め付けているから。
 ひとりでも平穏に生きてはいかれるけれど、人はどうしようもなく、寄り添う異性を求めてしまうものなんですね。そこに痛みと苦しみがあるけれど、喜びもまた、そこにあるものなんですね。
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2008年01月08日

失恋を埋め合わせるもの

「一人で帰るのもつまらないから、送っていくよ」と言ってくれる人がいた。何年ぶりだろう。彼が、同じことばをかけてくれて以来だから、もう6年......。
 いや、声を掛けてくれる人なら、他にもいたけれど、その人がちょっとステキで、ちょっとワクワクする感じが久しぶりなんだ。
 雑談しながら、ちらりとこちらを見る。目線を合わせる。これも久々な感じだ。彼も最初はそうだった。それが、目線も合わさなくなり、他の誰かに電話をしながらの運転。そして、「送っていくよ」と声を掛けられることもなくなり、終ってしまった。
 久々に公の場で顔を合わせても、苦虫を噛み潰したような顔で、一言の声かけも無く......。
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2007年12月18日

辛い恋に幕

 耐えるオンナは虐げられるオンナでもあるんですね。
 彼の身勝手な振る舞いに内心深く傷ついていても、おくびにも出さず、黙って耐え、彼の意見と違う意見を持っていても、彼の意見に同意して見せ、時間もお金も、差し出せるものは差し出し......。
 こんなに尽くしているのだから、いつか想いが通じると心のどこかで信じている。
 倒れるほどに苦汁を飲んで、人はやっと、自らの姿を振り返り、そこから学びはじめるんです。
我慢強いってことは、不幸が好きってわけじゃないですよ。ただ、ここから逃げ出したら、待ち受けているのは『空』であり『無』であると、ネガティブに未来を描いているだけ。だから、それがどれほど悲惨でも、今ここに与えられているものにしがみ付いてしまう。しがみ付くその手が、痛みのあまりに開いてしまうまで.....
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2007年12月17日

失恋と言う喪失

 相手の心境の変化は、気配でわかります。
たとえば、並んで座っている時、テーブルの上のミカンをむこうとして、くるりと背を向ける。背を向ける.....背を向ける。やっとこちらを見たその唇に、そこはかとなく嘲笑を帯びた微笑。
−こいつ、わたしに首っ丈だ。うざったいんだよなー。−
そんな心の声が聞こえてきそうだ。
 ああ、なんて、辛い状況を耐え忍んでいたことだろう。彼が他の女性を助手席に乗せ、べたべたとふたりで囁きあう様を、後部座席で凍り付いてみていた。あれは、この世の果て......
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2007年11月18日

恋を失うということ

久々に、彼にあった。彼が、その「会」に出席すると知っていたなら、わたしは参加することは無かっただろう。会いたくはなかった。よりを戻したいという切なる願いを胸に、会に出席するたびに、期待を裏切られ、傷を増やしたきたから.....
もう、二度と会うまいと思っていた。
彼はわたしを見下せるだけ見下し、蔑めるだけ蔑み、古い人形を車外ポイ捨てるようにして、去ってったのだった。
(わー、いやだなぁ)
出席者の中に彼の姿を見咎めて、心の中で呟く。彼も同様の思いだったのだろう。苦虫を噛み潰したような顔をした。
 それから、完全にこちらを無視して、会半ばでそそくさと帰っていった。同行するような憂き目には会いたくなかったのだろう。
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2007年10月27日

さようなら

君が変わってくれることを、もう期待しない。
君は、君の利益のためにわたしを捨てた。
それでも、かわらず尽くしてくれと君は言うけれど、
わたしもわたしの利益のために君から離れよう。
苦い、あまりにも苦すぎる恋の顛末が教えてくれた。
自分をたいせつにするとは、どういうことなのかを。
君に溺れて、君に尽くし、君に貢いで、
わたしは陸に上がった人魚姫のように苦しかった。
君が他の女性を助手席に乗せ、ふたりで親密さを楽しみ、後部座席にわたしは取り残され、耐えることにも限界があると知った。
彼女からの勝者のおごりのような嫌がらせにも、それを当然の権利と豪語する態度にも、黙って耐え続けた。何年も何年もの間、耐え続けた。
一目君に逢いたい、顔を見たい、一言声を聞きたい、ことばを交わしたい。それだけだった。
本当にバカだ。恋に落ちると、人はここまで愚かになってしまう。
その挙句の君の裏切り。凄惨な制裁.....
これまで生きてきた人生の中で、最悪の出来事。
もう一生涯、誰かを恋することなど無いだろう。恋に落ちるほど、価値のある人など、どこにもいない。
たとえ、世界から孤立することになっても、わたしは私でいたい。
わたしは私でいよう。
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2007年09月06日

失恋からの贈り物

どんな形で終った恋にも、教訓という贈り物があります。
成熟とはものごとをありのままに見るようになること以外の
何ものでもないと、人は一つの恋の終わりを通じて知るのかもしれません。
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2007年09月03日

愛のまわりみち

意地を張って
謝ることをしなかったばかりに
壊れてしまったふたりの関係

絶対に非を認めたくないからと
自己正当化ばかりに
忙しい君に
わたしの心はちりぢりに破れ
憤慨して
謝ってほしいと要求を突きつけ

非を認めたところで
きみの値打ちが下がるわけでもないのになぜ、
それほどまでに意地を張るのか
理解できなくて
修復不可能となってしまったね

「謝るくらいなら君を失ってもいい」
そうきみは言った
もうきみが嫌いだからとも

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2007年08月10日

 共依存の世界

 「共依存」という概念は、
1970年代終わりのアメリカで、
アルコホリックの治療にあたる
臨床の現場で生まれたといわれています。
アルコール依存症にかぎらず、さまざまな嗜癖者
周辺に共通して見られることが明らかになり、
それまでのアルコール依存症という特定の嗜癖に
関係づけられた用語ではなく、
「嗜癖者との関係にコミットして生きている結果として、
生きづらくなった人」という、
嗜癖者との関係性の病理をあらわす言葉として、
「共依存 」という概念が成立するに至りました。
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2007年08月08日

昔の恋

恋をすれば、誰だって舞い上がってしまうし、
誰だって熱くなる。
恋にハマってしまうと、
早く距離を詰めたいと思うんだ。
思いっきりアクセルを踏みこめば、
早く目的地に着くと思い込んで。

今ならそんなまねはしないけれど、
あの頃は若かったんだね。
稚拙なハンドルさばきで
それでも一生懸命だった。

粘れば粘るほどこじれていく
そういう不毛な経験をすると、
およそこの世に、唯一無二のものなど
何もないなって思えてくる。
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2007年07月15日

恋が終ったとき

去っていってしまった恋しい人。
戻ってきてほしい.....
もしも、そう願っているなら
感情的になって、相手を責めたり、
すがりついたりしないほうがいいですね。
でも、そんなことは後になって気付くことです。
この恋のために我慢したこと、
諦めたこと、その人といい関係性を築くために
自分らしさを捨てた数だけ、
怒りがあふれてきて、
感情がおさえられなくなるかもしれません。
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2007年06月21日

『バカだな』と思うこと

他の女性の元に去っていってしまった相手と、
接触する機会が全くなくなって暫く経ったころ、
『バカだなー』と思うことがあります。
確かに彼はハンサムで、カリスマ的な輝きを
放ってもいたし、セクシーなオトコでした。
でも、一緒にいて癒される相手じゃありません。
こちらが、一生懸命励ましたり、彼の好む話題に
合わせなければ付き合えない相手でした。
なのに、つれなくされればされるほど、
得難い相手を求めてしまう.....。
ほんとにバカだったなー、わたし。
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2007年06月19日

失恋後遺症

ちょっとステキだなーと思う人が現れても、
もう初めからひいちゃっている。
その出会ったばかりのヒトが、ちょっと
こちらに興味のない態度を示しただけで、
もう誰かを好きになることなんか、
終わりにしよう、なんて思う。
『もう、あんな事にはなりたくないから....』
これは、過去の散々だった恋が残した失恋後遺症。
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2007年04月20日

ひとりぼっち

かつて彼と通った道に、
いつの間にか新しい家が建ち、
そこここの風景が違っている。
ああ、そんなにも時が過ぎてしまったのだ。
わたしの時はあの日のままに、
凍りついたままなのに。
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2007年04月16日

別れのプロセス


恋の終焉を受け入れることは、なんだか
死の受容に似ているね。
相手はまだ生きているのだから
たとえ他の誰かと暮らしていても
儚い希望を抱いてしまう。。

今、振り返って、よくあれほどの猛攻撃
に耐えてこられたものだと思う。
どれほど悲惨な状況にいたか、
離れてみると、よく解る。
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2007年04月12日

愛されなかったとき


もう恋などしない!
もう誰も好きになどならない。
何度このことばを呟いたことだろう。
ひとりの部屋で泣きじゃくりながら。

去っていこうと決めるまで
去っていこうと決めた後も
いつもいつも思い描いていたのは
彼のことばかり。
思い出すほどに、また泣きじゃくった。
あまりにも惨かったシチュエーション。
悲惨なシーンの数々。
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2007年03月24日

恋が終る理由

一つの恋が終っても、立ち直るまでには
時間がかかります。
諦めを受け入れるまで、
繰り返し繰り返し、
はかない希望を紡いでしまいます。
仲を裂いたものに対しては、
怒りや恨みを覚え
封をした感情のために、
無気力になってしまう事だってあります。続きを読む
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2007年03月19日

失恋レクイエム

失恋すると、彼という存在を失う。
顔を合わせたとしても、
遠くなってしまった『距離』に
いっそう激しく傷つくことになる。
それは、本当につらい。
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